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リットルとミリリットルとデシリットル!子供に分かり易い教え方は?

私はよくサミットというスーパーで買い物をするんですが、ちょっと前くらいからパックの牛乳やジュースが1Lから900mLになっているのを見るようになりました。量を減らしてお値段据え置きという、いわゆる「ステルス値上げ」ってやつですね。

なんかズルいな~と思いつつも、このご時世だから仕方がないかとため息をついている時に…

リットル(L)ミリリットル(mL)は良く見るけど、デシリットル(dL)って全然見ないよな…。」小学校で確かに勉強したのに、それ以来まったくと言っていいほど見てないし使ってないことに気づきました。

そして、1デシリットルって何ミリリットルだっけ?1リットルより少ないのはわかるけど、まったく思い出せない^^;

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それもそのはず、この単位の勉強は子供の頃すごい苦労したな~って記憶があります。そんな昔を取り戻すようにいろいろ調べ、かなり詳しくなった頃にふと思いました。

これを子供に分かりやすく教えるにはどうしたらいいんだろう?私が幼気な少年だったあの頃、分かりやすく教えてくれる大人がいればもっと勉強できたんじゃないのか…(人のせいにしてます 笑)。

子供に分かりやすく教える為には、まず自分が詳しくなることが必須ですよね。それを噛み砕いて子供に教えてあげれば、理解が進み積極的に学ぼうとしてくれるはずです^^

そこで今回は、まず初めに、リットルとデシリットルとミリリットルの関係を詳しく見ていき、その後に子供に分かりやすい教え方をご紹介していきます♪

リットルとデシリットルとミリリットルの違いとは


まずは1リットルを基準として、それぞれを換算すると…

1L=10dL=1000mL←コレです

言い換えると、1デシリットルは100ミリリットルであり、0.1リットルということになります。

1dL=100mLというのは、完全に忘れていましたね^^;

ちなみに実際にどれくらいかというと、私が良くお世話になっている「ウコンの力」がちょうど100mLですね。

大きさの違いは言葉で解説しても分かりづらいでしょうから、図にしてみます。
1Lと1dLと1mLの立方体の大きさを比較
1ミリリットルは1デシリットルの中に100個、10デシリットルは1リットルの中に10個入ります。

換算式は以下のとおり…

換算式
  • リットルに換算:dL÷10 mL÷1000
  • デシリットルに換算:L×10 mL÷100
  • ミリリットルに換算:L×1000 dL×100
例:1500mLをリットルに換算すると「1500mL÷1000=1.5L」になります。


それでは、それぞれの関係性がわかったところで、1つずつ詳しく見ていきましょう。

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リットル(L)とは

1Lの立方体
  • リットル(仏,英:litre 米:liter)
  • 体積の単位
  • 単位記号:L、l(小文字のエル)
  • 1辺が10cmの立方体の体積
  • 1L=1000c㎥

1リットルは縦・横・高さ、それぞれ1辺が10cmの立方体の体積で、1000c㎥ということになります。

私が小学生の頃は「容積」といって液体を量る際に使われていました。容積とは器に入ってるモノの量を表すものです。でも物理学上「容積=体積」ということなので、現在は容積という言葉は使われてないようですね。

リットルの定義


リットルはフランスで「1リットル=1立方デシメートル(1d㎥)」と定義されました。1d㎥とは1000c㎥です。

その後、何度も変更されたそうですが簡単に説明すると、1Lを1kgの純水と定義しなおしたら最初に定義した1L=1000c㎥(1d㎥)と微妙な誤差が出ちゃったから元の定義に戻しました。(参考:国際文書第8版2006年日本語版)

だから結局、リットルの定義は1L=1000c㎥(1d㎥)です。

さらに、精度が高い体積の測定をしたときにはリットルは使わないでね、ということも言っています。なので、パックやペットボトルの飲料のような高精度を必要としないものに使うならOKということですね^^


リットルは大文字のLを使う
私が小学生の頃に習ったときのリットルの表記は「筆記体で斜体のℓ(エル)」でした。最近ではあまり見ないかな~と思っていたら、世界共通のルールである「国際単位系(SI)」にその答えがありました。

国際単位(SI)ではリットルの単位記号として、小文字のl(エル)と大文字のLが認められているんですが、数字の1と間違えないように、小文字のl(エル)の筆記体で斜体のℓが使われることがあります。

でも、国際単位(SI)では単位記号は斜体ではなく立体と決められているんです。それと、筆記体で立体のℓは間違いとは言えないけど、他の単位で筆記体は使わないので適切ではありません。

なので、数字の1と間違えないように、大文字のLを使うことが推奨されています。(参考: 産業技術総合研究所のFAQ)

ただ、推奨されているけど絶対ではないですよ。お店とかでもmlとℓは普通に見かけますからね^^


デシリットル(dL)とは

1dLの立方体
  • デシリットル(仏,英:décilitre)
  • 体積の単位
  • 単位記号:dL、dl(小文字のエル)
  • 1辺が約4.64cmの立方体の体積
  • 1dL=100c㎥
  • 10dL=1L

1デシリットルは縦・横・高さ、それぞれ1辺が約4.64cmの立方体の体積で、100c㎥ということになります。正確には4.641588…と割り切れないので、取りあえずここでは約4.64cmということにしています。

デシには意味がある!?ミリや他には?


小学校の授業ではリットル、デシリットル、ミリリットルと3つ合わせて勉強すると思います。私だけかもしれませんが、子供の頃の記憶を辿ると「デシリットル」だけが何だか別物に感じていました。

今考えるとリットルはジュースのペットボトルで見ていたし、ミリリットルは長さのミリメートルで何となく「ミリ」という言葉をを聞き慣れていたのかもしれません。ただ「デシリットル」は何となく違和感のある響きだなと感じていました。デシってなんだろな~と…

それが今回いろいろ調べてみて、その違和感が払拭されました!30年越しにスッキリしましたよ^^

その理由はデシは10分の1という意味があるということを知ったからです。

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これはSI接頭辞(エスアイせっとうじ)と言って、色々な単位の前に付けて使われています。全ての単位ではないですが世界共通なので、それぞれの接頭辞の意味がわかっていれば、どれくらいの単位なのか何となくわかると思います。次に紹介するミリリットルの「ミリ」もSI接頭辞です。

SI接頭辞
  • キロ :1000
  • ヘクト:100
  • デカ :10
  • デシ :10分の1
  • センチ:100分の1
  • ミリ :1000分の1

これ以外にも普段から聞き慣れてるメガやギガ、マイクロや他にも様々な接頭辞があります。

こうしてみると別物だと思っていたデシリットルはリットルにデシが付いただけ。そうすると1リットルを10分の1にしたらデシリットル、1000分の1にしたらミリリットルと、3つの単位の関係性がわかりやすくなった気がしますよね。

私も小学生の頃にこれを知っていたら、もうちょっと勉強できたかもしれません。変わらないかもしれませんが(笑)


センチリットル
センチリットル(cL)とは「センチ」が100分の1という意味なので、1L(1000mL)を100で割った1cL=10mLです。ということはデシリットルとミリリットルの間にくる単位になります。

センチは長さでも使われているので、1m=100cmということは1L=100cLというふうに考えるとちょっとわかりやすくなりませんか?

日本ではあまり使われていませんが、ヨーロッパの飲料では基本的にセンチリットルが使われています。内容量に50cLと書かれていたら、500mL入ってるってことですね。

私が小学生の時にはこのセンチリットルは出てこなかったんですが、個人的にはだからリットルの勉強が難しかったのかなと思っています。

1リットルの10分の1がデシリットル、100分の1がセンチリットル、1000分の1がミリリットルと桁が変わるごとに単位が変わった方がわかりやすいんじゃないかと。

雑学として日本ではあまり使われていないけどセンチリットルというのがあるんだよと、子供に教えてあげるのもいいんじゃないかと思います。あくまで個人的な意見ですけどね^^


ミリリットル(mL)とは

1mLの立方体
  • ミリリットル(仏,英:millilitre)
  • 体積の単位
  • 単位記号:mL、ml(小文字のエル)
  • 1辺が1cmの立方体の体積
  • 1mL=1c㎥
  • 1mL=0.001L

1ミリリットルは縦・横・高さ、それぞれ1辺が1cmの立方体の体積で、1c㎥ということになります。1cc(シーシー)というのがありますが、1mLと1ccは全く同じ量です。

ccとは英語の「cubic centimetre(キュービックセンチメートル)」やフランス語の「centimètre cube(センチメートルキューブ)」を略したもので、日本語で立方センチメートルという意味です。それを踏まえると1c㎥=1cc=1mLというのが良く分かりますね。

別の記事でccとmLとgの違いを書いているので、興味のある方は以下の記事も読んでみてください。



ここまで記事を読んできたらもう十分理解できたと思いますが、雑学的なことを知っていれば教え方に厚みが増すと思います。

そこで次の章では、普段あまり見ないデシリットルがどこで使われているかについて、ちょっとお話ししますね^^

デシリットルは意外なところで使われていた


学校での勉強は大人になった時に必要だからと言い聞かされてやっていた記憶があるんですが、勉強してる時から「大人になっても絶対にこれ使わないよね」という風に思ったことが結構ありました。その中の1つが「デシリットル」です。

私が小学校で勉強してから30年くらい経ちますが、日常生活でデシリットルを使った経験がないです^^;

正直これからも一生使わないんじゃないかって思っていましたが、調べてみると意外な所で使われていたのが分かりました。

それでは、一緒に見ていきましょう。

医療現場で使われている


会社や市区町村で年に一度受けられる健康診断ですが、その中に血液検査があります。実はその検査結果の数値にデシリットルが使われいるものが、意外とたくさんありました。

医療現場でデシリットルが使われる理由は、ミリリットルだと数値の桁が多くなってわかりにくくなってしまうからだそうです。

一般的な血液検査でデシリットルが使われているものは18項目ほどで、先日、私が健康診断に行った際の検索結果にもちゃんとありました。それがこちら…

診断結果
総コレステロールと中性脂肪が多めなのには目をつぶってください^^;

でも、実際にお医者さんに診断して貰う時は「コレステロールが219ミリグラム毎デシリットルでちょっと高いですね~」と、単位まで言われることはほとんど無いと思いますよ。

豆類や穀類の売買に使われている


普段はあまり見る機会がありませんが、デシリットルは豆類や穀類、野菜の種などを販売する際に使われています。

以前は尺貫法の「合」という単位が使われていたそうですが、取引で尺貫法を使うことが計量法で禁止されてしまいました。

経済産業省のホームページには…

尺貫法による計量単位は、取引又は証明に使用することを禁止されている。


引用元:経済産業省HP
つまり、商売で使っちゃいけませんよと法律で禁止されたんですね。そこで、1合(約180mL)に近くて切りの良い2デシリットル(200mL)が使われるようになったということです。


いよいよ次の章からは、この記事のメインテーマである「子供に分かりやすい教え方」について解説していきます^^

子供にどうやって教えよう?


子供がこの単位を積極的に勉強できるかといえば、それはなかなか難しいと思います。自分が子供の頃を思い出してみても、たぶんそうですよね^^;

私は元々、バレエの先生をやっていたので、人に教える難しさがよくわかります。どうやったら上手く伝わるかいろいろ試行錯誤して、かなり苦労しました。

そこで分かったのは、同じ事を言っても人によって受け取り方が全然違うということ。なので、いろんなアプローチから子供に教えるのがポイントです。

大事なのは子供の反応を見ながら教えること。この教え方で理解出来そうなのか、出来無さそうなのか。駄目なら次の方法を考える。ということを繰り返していきます。


それと、子供は飽きやすいので楽しく学べる方法がいいですね。うんこ漢字ドリルが爆発的に人気になったのは、子供の興味をわしづかみにしたから。興味のキッカケは何でもいいので、いろいろ試してみてください。

今回は、私だったらこう教えるだろうなという方法をいくつかご紹介するので、ぜひ試してみてください^^

大きさの関係をポケモンに例えてみる


単位の変換の前に「リットル>デシリットル>ミリリットル」という、大きさの関係の理解で躓く子供が多いみたいなので、ポケモンのキャラクター「ピカチュウ」に例えてみます。

ポケモンをやったことのある子供なら「ライチュウ←ピカチュウ←ピチュー」という、力関係(進化の順番)が分かってると思います。

それを「ライチュウ=リットル」「ピカチュウ=デシリットル」「ピチュー=ミリリットル」に例えて、大きさの関係を感覚で覚える練習をしてみましょう。

例えば「1(デシ)ピカチュウと1(ミリ)ピチューは、どっちが大きい(強い)?」と、質問してみるがオススメです♪

ポケモンじゃなくても子供が好きなものに例えてあげればいいと思います。ポイントは、大きさの関係が理解できてるものに例えることです^^

数字の大きさをお金で覚える


普段慣れ親しんだお金で、実際の数字の大きさを覚えるのも良いでしょう。お金の大きさがわかってないと難しいかもしれませんが、おもちゃのお金でもいいと思います。

「リットル>デシリットル>ミリリットル」を「1000円札>100円玉>1円玉」で説明します。

お金の感覚がすでにあると理解が早いと思うので、余裕があれば10円玉でセンチリットルの説明を入れてもいいと思いますよ。

牛乳パックやペットボトルで、量の感覚をつかむ


1Lの牛乳と1dLのヨーグルトと1mLの紙パック上の写真の様に1Lと1dLと1mLを並べてみると、大きさの違いが分かりやすくなりますよね(ちなみに一番右は、自作の紙パックです)。

こうすることで、実際の大きさを体感として覚えることが出来ます。

牛乳パックやペットボトルが無い場合は、ダンボールや紙を使って立方体を作っても良いと思います。大きさは記事前半の詳しい説明で書いてる様に、リットルは1辺が10cm、デシリットルは1辺が約4.64cm、ミリリットルは1辺が1cmです。


量の感覚をつかむ為の工夫は他にもできます。コップに1デシリットルの印を付けておいて、何杯で飲み終わるか調べるのも楽しいかもしれませんね^^

実験用のメスシリンダーなどを使って、しっかり教える


感覚がつかめてきたら、実験用のメスシリンダーなどを使って本格的に計測すれば、さらに理解が深まります。

ここでのポイントは、ただ実験するだけでなくノートに実験結果を書きながら行うことです。

実験では理解しているのに、文字になった途端に分からなくなってしまう子供は多いです。実際の感覚と文字をリンクさせることが、重要になってきますね。

以下のような100mLのメスシリンダーが1つあるだけでも違うと思います。
1メモリが1mLなので細かい計量もできますし、合成樹脂製なので、子供が使っても安心です♪

by カエレバ


さて、子供に分かりやすい教え方をいくつか紹介してきましたが、これ以外にも考えれば考えるだけいろいろな方法が出てくると思います。

ぜひ、ご自身でも楽しみながらいろいろな教え方を試してみてください^^

(おまけ)ステルス値上げって本当はいくら?


さて、冒頭でお話ししたステルス値上げについてですが、実際どれくらい値上がりしているのか気になりますよね。

私の体感としては牛乳よりも野菜ジュースとフルーツジュースの方が900mLになっている気がするので、ジュース好きの方のほうが気になっていると思います。ちなみに私もジュース派です^^

計算すれば簡単に答えが出るので、さっそく計算してみましょう!

取りあえずわかりやすくする為に、元々「200円で1000mL」だったということにします。そうするといくら値上げされてるかというと…

20円の値上げ←となります

結構でかくないですか?

この事実を知ってしまうと、ちょっと怒りさえ覚えますよね。

計算の仕方は、まずは1mLの値段を出すために「値段÷元の量」を計算します。なので今回の場合は「200÷1000=0.2」となるので、「1mL=0.2円」ですね。

次に「1mLの値段×今の量」を計算して、本当の値段を出します。なので「0.2×900=180円」です。そうしたら、今の値段と本当の値段の差が値上がりした価格なので、「200-180=20円」となります。

値上がりしてる価格は値段によって変わるのでご自身で計算してみて下さい。ちなみに150円の場合は15円、100円の場合は10円の値上がりとなります。

私も今回初めて調べたので、知らないって怖いな~としみじみ思った今日この頃です^^;




リットルとデシリットルとミリリットルの違いは1L=10dL=1000mLでした。これを子供に分かりやすく教えるポイントは、いろんなアプローチから教える方法を考える。その時に大事なのが子供の反応を見ながら興味が湧いて楽しく学べるようにするということです。

なかなか大変だとは思いますが、いろいろ工夫するのも教える面白さの一つです。記事の中でいくつか教え方を紹介しましたが、これらを参考にして楽しみながら教えて欲しいと思っています。

私は今、教える機会はほとんどありませんが、急に子供に聞かれた時のために「1デシリットルは100ミリリットルだよ」、という事くらいは答えられるようにしておきたいな~と思います^^

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