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MRIとCTの違い!使い分けるその理由とは?

初めて「MRI」で検査した時にものすごい音と暗い筒の中に入っていくのが怖いって思いました。

それに比べて「CT」の時は音も静かだしサッと終わって全然怖くなかったのを覚えています。今考えるとそれぞれ別の機器だったんだな~と思うのですが、どうして使い分けているのだろうという疑問も湧いてきます。

MRIとCTの違いはなんだろう?


一般ピーポーの私がいくら考えてもわからないですよね^^; でも次に検査する時は怖いMRIじゃなくてできればCTがいいなぁと願ってやまないです(切実)


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そんな願いは叶わないと知りつつもせめて「MRIとCTの違い」くらいは知っておきたいという思いから徹底的に調べてみました。

この2つの違いを簡単にまとめてみたので、同じ様に切実に願っている人と共有したいと思います。

MRIとCTの違いってなに?

MRIとCT

MRIとCTの決定的な違いは撮影方法です。

MRIは磁力を、CTは放射線を使っています。


形はよく似ているMRIとCTですが構造も撮影方法も全くの別物なんですね。ということは検査の目的も全く違うんでしょうか?それに放射線はレントゲン等でよく聞きますが磁力ってあまり聞かないし…

その辺の違いを調べてみたら専門用語が多すぎて説明しづらいので、噛み砕いてわかりやすく解説していきます^^

撮影方法で何が変わる?


MRIは磁力を使って撮影すると言いましたがそれで何を見るかというと「人の磁力」をみます。

「えっ!人って磁力を出してたの?」と驚くと思いますが、実は細胞レベルでみるとちゃんと磁力を出してるんですね。

それでどの細胞から磁力が出てるかというと水分からなんです。人の体は約7割が水分というのは聞いたことがあると思いますが、水分を含んでいる所を撮影できるというのがMRIです。


一方CTは放射線の一種「X線(レントゲン線)」を使います。

X線は人に当てると通過する部分としない部分がありそれをフィルムに焼き付けて撮影します。CTではそれを応用していろんな方向からX線を当ててコンピューターで解析して画像に出すことで細かい所まで撮影することが出来ます。

なので基本は変わらずX線が通過しない所を撮影できるのがCTです。

MRIが得意なのは水分を多く含む部分「臓器」と「血管」です。CTが得意とするX線が通過しない所というのは「骨」です。

それではどういった場合に使い分けるのかを次で見ていきましょう。

どの場面で使い分ける?


MRIは水分を多く含む臓器を映すのは得意ですが骨や肺は苦手です。そこで骨や肺を映すのが得意なCTを使います。

ところが今度は脳を映そうとCTを使うと頭がい骨が邪魔をしてはっきりと映りません。そんな時は骨を映さないMRIが使われます。

CTは脳出血や肺炎や骨折などの外傷を、MRIは脳梗塞や脳動脈瘤の検査に向いています。他にもそれぞれ得意分野があります。
MRIの得意分野
  • 脳梗塞
  • 脳動脈瘤
  • 内臓
  • 血管
  • 軟骨
  • 靭帯
  • 腰椎椎間板ヘルニア
  • 靭帯損傷
  • 肉離れ
  • 骨軟部腫瘍
  • 半月板損傷
CTの得意分野
  • 肺癌
  • 肺炎
  • 結核
  • 胸水
  • 気胸
  • 腸閉塞
  • 腹水
  • 腹腔内
  • 胆石
  • 尿路結石
得意、不得意があるから撮影する部位や症状によって使い分けてそれぞれをカバーしてます。だからMRIとCTの両方の検査を受ける必要があるんですね。

ところがCTでもある方法を使う事で血管や内臓を映すことができます。それが「造影剤」です。

造影剤とはあまり耳にしない言葉ですが、普段なじみのあるものでいうと「バリウム」があります。これはアラサーの私でもよく聞きます^^

MRIは肺や腹部など空気がある所を映すのは苦手なので、腹部の検査はバリウムを飲んでCTで撮影します。

それぞれのデメリット



ここからは検査する上で発生するデメリットについて見ていきましょう。

MRIはいろいろな点で優れているのですが検査にやたら時間がかかります。大体20~40分くらいです。

そしてとにかく音がうるさいです。音が鳴る原因は後で書いてあるのですが工事現場のようなものすごい音がします。検査の時は一応ヘッドホンで音楽を流してくれるのですが、それでもやっぱり聞こえます。

薄暗くて狭い筒の中に20~40分くらい閉じ込められて、そこからは工事現場のようなものすごい音がしてるんですから閉所恐怖症の人は地獄ですね^^;


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もう一つは磁力を使っているので金属を身に着けているとその影響で画像が乱れてしまうので検査できないというところです。

時計やベルトなどは検査の時に外せばいいのですが歯科矯正や骨折などでボルトを埋め込んでいたり、ペースメーカーを付けている人は磁力が電子機器を誤作動させてしまう危険性があるので検査することは出来ません。


そしてCTのデメリットはやはりX線を使っていることですね。人体には影響がない程度ですがそれでも放射線なので体への影響が特に心配される妊婦さんは検査前に医師に申し出る必要があります。

使い分ける理由は十分理解できたけど、MRIが怖いからCTにしてくださいというのはやっぱり無理なのかな^^;

と思ったら意外と大丈夫みたいです。ペースメーカーや体に金属を埋め込んでMRIを使用できない人や閉所恐怖症の人や音が怖い人はCTや他の機器で代用できるそうです。

ちょっとホッとしました。病院によっては対応が違うので事前に相談するのがいいと思います。
医者とMRIを受ける患者
それでは2つの違いがわかったところで、MRIとCTに関する意外な事実がわかったので見ていきましょう。

なぜMRIは音がうるさいの?
詳しく説明すると「装置にはコイルが巻いてありそこに電流を流して磁場を発生させ…」と難しくなりすぎて頭がごちゃごちゃになるので簡単に説明します^^

MRIというのは磁力の力で体の情報を集めて画像にしているんですね。その磁力というのはかなり強力でMRI自体も歪めてしまいます。歪むだけなら1回音が鳴っておしまいなんですけどそれだけではないんです。

体の情報は膨大なので一方向の磁力だと足りません。いろんな方向から磁力を当てて情報を集めるということですね。だから磁石のS極とN極を入れ替えるようにMRIは断続的に磁力の方向を入れ替えてます。

その時にMRIもいろんな方向に歪んで激しく振動します。それがあの工事現場の騒音のようなうるさい音が鳴ってしまう原因なんです。

そう考えると私たちの検査の為にうるさい音を出して頑張ってくれてるのでしょうがないなって思います。でもやっぱり怖いです^^;


診断の写真は実は画像だった!?
MRIとCTの診断画像
CT検査の時よくこういう写真を目にしますよね?体の中がよくわかるような輪切りの写真です。でもこれ実は写真じゃないんです。私もこの事実を知った時には驚きました。

CTは放射線の一種のレントゲン線は使っているもののレントゲン写真ではないです。CTで集めた情報をコンピューターが解析して画像に直しています。確かによく考えてみるとレントゲンで輪切りの写真を撮るのは物理的に無理ですよね(笑)


MRIは刺青もダメ!?
MRIの検査を受けるときに「刺青が入っている方はお断りします」と言われた人は結構いるんじゃないでしょうか?温泉では刺青NGというのは一般的ですけど、MRIではあまり知られてないですよね。

では本当に刺青を入れている人はMRIが受けられないのか調べて見ると、実際は受けられるそうです。それじゃあなんで断られる人がいるかというと入れ墨と言われるくらい昔に彫った人はインクに金属が多く含まれていたので、それが検査に影響したりヤケドの原因になったからです。

最近のいわゆるタトゥーと呼ばれるものはインクが改良されているので殆ど大丈夫だそうです。心配な人は検査を受けるときに確認してみるといいですね^^


MRIとCTの違いはMRIは磁力CTはX線という撮影方法の違いでそれぞれ得意、不得意の分野があるということです。

そして放射線による体への影響のある無しも大きな違いの一つですね。

ペースメーカーや金属を体に埋め込んでいたり閉所恐怖症や音が怖い人などがMRI以外の選択をできるというのはとても有益な情報だと思います。それに永久磁石を利用した静かで開放的なMRIの存在も、怖がって検査を受けられずにいた人には希望の光ですね♪

今までわからない事が多すぎて不安だったものが、ぱーっと霧が晴れる感じがしてなんだか心強いです。また今年も検査に行こうと思います^^


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COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 4 )
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  1. CTの放射線は全身撮影などした場合は人体に著しい影響があるとされているレベルです。

  2. 膵臓のCT(造影剤)を受け、十中八九問題なしと言われた後、ねんのためMRIも受けましょうと言われました。本当に必要なのか悩んでいます。

    • CTとMRIは全く別の機械なので見つかるものも違うでしょうが、お医者さんに十中八九問題なしと言われたなら大丈夫でしょう^^ 念のためにMRIも受けましょうと言われても私なら面倒くさいので受けないです。それと高いので^^; ただガンの疑いがあるので検査をしているのであればMRIは絶対にやります。大した病気じゃなければいいですが、あの時MRIを受けていれば… ということにはなりたくないですよね。あとは気持ちの問題じゃないでしょうか^^

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